ファスティングは、ハリウッドセレブから火がつき、日本でもタレントやモデルさんにも人気のダイエット法。
でも、ファスティングの持つ効果は、ダイエットだけではありません。
ファスティングは、目的を持ち、正しいステップさえ踏めば、ダイエット効果はもちろんのこと、体質改善にもつながるもの。
酵素ドリンク、コールドプレスジュースによる方法が人気ですが、それ以外のやり方もあります。
半日からでもチャレンジできるファスティングでしっかり効果を実感したいなら、ファスティング当日以外にも気をつけてもらいたいことがあるのです。
この記事では、あなたに合ったファスティングで効果を得るために必要なことをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!
目次
ファスティングとは
ファスティングは、いわゆる「断食」のこと。
ただ、断食という呼び方は、宗教上の目的に使われることが多く、医療や体質改善を目的に使用する場合は、「絶食」という表現の方が適切だと言われています、
欧米では「ゲルソン療法」といって、無農薬の人参ジュースを摂る治療方法もあります。
断食や絶食というと、「一定の期間、食事を取らない」という意味合いが強いですが、ファスティングの場合は、ジュースや酵素ドリンクから必要な栄養素を摂取することができます。
ほかにも、「クレンズ」「プチ断食」「デトックス」とも呼ばれます。
*関連記事:週末にデトックスもできる!クレンズプログラムのある東京のお店12選
ダイエットだけではないファスティングの効果
ファスティングというと、どうしても”ダイエット”のひとつと捉えられがち。
ただ、体験者としてお話したいのは、ファスティングで得られる効果は、ダイエット効果だけではないというところ。
固形物を摂らない期間、体内の消化器官は休息を得ることができます。
その結果、普段消化に使用しているエネルギーを、代謝や排泄に回すことができるのです。
ファスティングにより、デトックス効果や代謝アップの効果を得られると言われているのは、こういった理由からです。
あなたは食べたものの消化に、どれくらいのエネルギーを消費するか知っていますか?
そのエネルギーは、フルマラソン(42.195キロ)に費やすカロリー(約1500Kcal)に相当すると言われています。

これだけ費やすならば、食べたら食べただけ痩せることができるんじゃないかと思ったかも知れませんね。
私も最初は、そう思っていました(笑)
私たちのカラダの中で行われているのは、消化だけではありません。
消化に負担のあるものを摂れば摂っただけ消化にばかりエネルギーが費やされてしまい、その結果、デトックスが上手く行われず、老廃物がカラダに蓄積されるという結果を招いてしまうのです。

ファスティングの種類・やり方
ファスティングには、次のような種類や方法があります。
- 酵素ドリンクを使用する方法
- コールドプレスジュースを使用する方法
- 甘酒を使用する方法
- レモネードを使用する方法(マスタークレンズ)
- スムージーを使用する方法
あなたのライフスタイルや予算や好みに応じて選択できます。
時間的に余裕があるときは、自家製ファスティングにチャレンジすることもできます。

酵素ドリンクを使ったファスティング
おなじみの「酵素ドリンク」を使ったファスティングです。
酵素というのは、カラダにもともと備わっているもので、消化やデトックスや排泄など、カラダで行われている活動に必須な要素(アミノ酸のひとつ)です。
その酵素をカラダの外からも補って、デトックスを促進しましょうというのが酵素ドリンクを使用したファスティング。
私が個人的に気になっている酵素ドリンクの注意点、
それは、酵素ドリンクを作るのに多くの白砂糖が使用されているという点です。
*関連記事:白砂糖は本当に危険なの?その理由は?三温糖やきび糖との違いとは
<<白砂糖不使用の酵素ドリンク発見しました!↓>>

また、ファスティングは、消化器官に負担をかけないことが目的なので、添加物が多く含まれる酵素ドリンクを使ってしまうと本末転倒。
品質を見極めて購入することがとても大事です。
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市販のドリンクの品質の見極めが難しい場合は、手作りの酵素シロップでチャレンジしてみるのも、過程も楽しめて良いかも知れませんね。
コールドプレスジュースを使ったファスティング
私が圧倒的に好きなのは、お店(ジューサリー)で購入した、コールドプレスジュースを使用したファスティングです。
出典:Facebook
今まで利用したお店の感想などは、こちらの記事(週末にデトックス!ジュースクレンズプログラムのある東京のお店12選)にまとめているので、ぜひご覧くださいね。
コールドプレスジュースに使用されているのは、新鮮な野菜とフルーツだけ。
そのため得られる栄養価は、他のファスティングの方法に比べると、一番多いと言えます。
さらに、どのジューサリーも使用する野菜やフルーツに特別なこだわりを持っています。そのため品質的にも安心を得られます。
また、どのお店もバラエティ豊富で飽きさせない工夫があるので、苦痛なく最後までチャレンジすることができるはずです。
もちろん自家製のジュースでチャレンジすることも可能です!

ただし、豊富な野菜を大量に買い揃えるのもなかなか大変、また、道具のあと片付けなど、ダイエット以外のことで気を使ってしまう気がします。
甘酒を使ったファスティング
「飲む点滴」甘酒もファスティングに使用できます。

発酵食品でもありますから、普段から飲んでいるという人も多いですよね。

炊飯器で作ることもできるので手軽に取り組めます。
やはりデトックス目的にするならば、材料の品質にもこだわりたいもの。そういった場合は、自家製の方が安心安全ですよね。


2回ほどチャレンジしましたが、甘いものがそこまで得意でないため、次第に甘さが辛くなってきてしまいました・・・。また、味のバラエティが少ないため飽きも来てしまいます。ただ、工夫の方法はあるはずです(フルーツミックスするとか)。価格も他のものに比べると優しいので、手軽に取り組める方法ではあります。
レモネードを使ったファスティング(マスタークレンズ)
レモネードを使用したファスティングのは、”マスタークレンズ”とも呼ばれます。
もともと潰瘍の治療に使用されていました。
Photo by Milo McDowell on Unsplash
アメリカの自然療法家のスタンリー・バロー氏が開発したもので、今では、ビヨンセやアンジェリーナ・ジョリーなどのセレブがダイエットに用いたということで人気のファスティングの方法です。
使用するのは以下の4点だけ。
- ナチュラルウォーターまたは蒸留水(蒸留水 ピュアウォーターjyoryu 2LX9本 賞味期限5年)300 cc
- 無農薬のレモン果汁 大さじ2
- メープルシロップ 大さじ2
- カイエンペッパー(カイエンペッパー パウダー 唐辛子 粉末 100g とうがらし トウガラシ チリ カエンペッパー chili pepper)少々
ただし、ここでも注意してほしいのが、選ぶものの品質です。
レモンは無農薬かつ新鮮なものを選んでください。
私は、国産レモンの出回る時期に無農薬の瀬戸内レモンでチャレンジしました。

さらに、気を抜かないで欲しいのが、選ぶメープルシロップの品質。
メープルシロップは、グレード分けがされていて、AからCまであります。
マスタークレンズでは、グレードBまたはグレードCのものを選ぶようにしてください。
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この方法も2回ほどチャレンジしました。ファスティング終了後のダイエット効果は、この方法が一番でした。
ただ、2回目には飽きて挫折してしまい、レモンを余らせてしまう結果となりました・・・ 😥
あと、気軽で安いイメージがパッと見あるのですが、レモン、メープルシロップなど厳選すると、当初の想定より金額がかさんだ印象があります。
スムージーを使ったファスティング
ジュースを使ったファスティングで、空腹感が気になる人にオススメしたいのが、スムージーを使用した方法です。

ただ、スムージーには繊維質が残っているため、ファスティングとは言い切れません。
実際試してみましたが、ダイエット結果はジュースを使用した方法と比べるとそこまでありませんでした。
でも、スムーズな排便効果が得られるので、便秘がちな人にはオススメしたい方法です。
ジューサリーによってはスムージーを使ったプログラムも用意されています。
そして、スムージーも手作りできますので、ご家庭でも実践可能ですね。

ファスティングの期間
ファスティングは、半日から取り組むことができます。
空腹に勝てるか自信がない人は、半日のファスティングから取り組んでみるのがおすすめです。

食べるのが大好きな私でも、1日ファスティングはチャレンジできたので、初回から1日チャレンジもありだと思います!空腹を感じたら、水やオーガニックのハーブティーを飲む。さらに眠気も来ることも多いので、昼寝をするなどしたら、次のドリンクの時間がやってきます。ジュースの本数が減るたびにゴールは近い!とワクワクする感覚も味わえますよ。
また、健康な人なら最大3日間取り組めます。
それ以上の期間取り組みたい場合や、健康に不安がある場合は、ぜひ医療機関で相談してください。
また、抑えて欲しいのが、ファスティングの前後の過ごしかた。
ファスティングの期間と同じだけ、前後の期間は食生活に気をつけること。
例えば、3日間のファスティングをするならば、前後それぞれ3日間は、できる限りファスティング当日を意識した食生活に取り組むと、効果は格段に違います。

お肉や揚げ物、アルコールやタバコは避け、消化に負担がこない生野菜を中心にした食事がオススメです。
ファスティング期間中の過ごしかた
ファスティング中に摂取できるのは、ファスティングドリンクとその他お水などの飲み物だけです。
ただし、コーヒーや紅茶などカフェインが含まれるもの、牛乳やヨーグルトドリンクは飲み物の中には含まれません。
ファスティングドリンクと同じくらいの量の水分をゆっくりと摂るようにしてください。
水分として摂るのがオススメなのは、こちらです。
- お水またはお白湯
- ノンカフェインのハーブティー(オーガニックがなお良いです)
- デトックスウォーター(中のフルーツは口にしないでください!)

ファスティング中に心がけて欲しいのは、ストレスを溜めないこと。
そのため、やはり心に余裕がある、お仕事がお休みのとき。できれば、前後の日にも余裕があった方がいいですね。
心得としては次のことでしょうか。
- 心身ともにストレスのかかる作業をしない
- 激しい運動をしない
- 心に余裕を持つ
- 水分をまめに摂る
- リラックスを心がける
- カラダが冷えない工夫をする
ヨガやウォーキングなどゆったりできる運動や眠くなったらうたた寝するなど、とにかく「ゆるむ」ことを取り入れながら、リラックスしてファスティングに取り組んでください。
また、ファスティングドリンクでカラダが冷えてしまうので(冷えにより便秘になることもあります)、その後の水分補給では温かい飲み物を飲む、足湯をする、ブランケットを掛けるなどして、下半身の冷えに気をつける、またファスティングドリンクを飲む少し前に冷蔵庫から出しておくなど工夫してみてください。
大事な回復期の食事(回復食)
ファスティングが終わってから、普段の食事に戻すまでの期間を「回復期」と言いますが、回復期に口にする食事、「回復食(複食)」の選択にも注意が必要です。
ファスティングによって空になった消化器官に、優しいものを少しずつ摂ることが大事です。
カロリーが高いものや消化にエネルギーを使う固形物は避けましょう。
そのようなものを摂ると、せっかく頑張ったファスティングの努力が水の泡となってしまいます。
一番のオススメはお粥です。


私は、ファスティング明けの朝はお粥を食べ、お昼とその夜は、そのお粥に具のないお味噌汁を添え、その翌日の朝は、お味噌汁に具材を入れ、お昼にはサラダを追加、その夜からは、少しずつ普段の食事に戻していっています。
お粥であろうとも、よく噛むことを意識してください。とにかく消化器官に負担にならないことを意識します。
お粥の代わりに、甘酒、スムージーも回復食に使うこともできます。
まとめ
半日からできるファスティングについてご紹介ました!
効果は人それぞれで、得られるのはダイエット効果だけではありませんが、どの効果もあなたのカラダにはプラスとなるものばかりです。
私は、去年初めてのファスティングで1.5キロ減、その後のファスティングと日々の食生活の見直しにより、4.5キロ減できました。
なぜファスティングをするのかってことがわかれば、その後の食のあり方について、あなたの考えはガラリと変わるはずです。
この記事でかなり語り尽くした感はありますが、まだ語ろうと思ったら語れます。
あなたのファスティングや体質改善に関する疑問について、お茶会開催していますので、気になったら、LINEから気軽に話しかけてくださいね!
またこの記事についてのご感想もお待ちしています。
ファスティングの効果は、人それぞれです。私の場合、ファスティングの翌日の化粧水をつけたとき、普段よりも肌の吸い付きがよくて感動したこと、次の生理がPMSの症状もなく来たこと。これは、漢方薬を初めて飲んだときと同じような効果でした。また、ファスティングに取り組んだ、友人も言っていたのですが、野菜の味をそのまま楽しみたくなり、ドレッシングを使わなくなったとか、カラダ面以外の変化もありました。